2018 AW THE SHIRTS STYLE

そう、このシャツさえあればいい。
そう、このシャツさえあればいい。

そう、このシャツさえあればいい。

UNTIED SHIRTを構成する
3つのエレメント。

 2008年、デザイナーの荒谷一弥によって設立されたブランド、ANGLAIS(アングレー)の代名詞といえば、「UNTIED SHIRT(アンタイドシャツ)」。これは荒谷自身が数十年にわたってヨーロッパで収集してきた膨大な数のヴィンテージシャツをヒントに生み出したシャツ。「ノータイ専用シャツ」の意味を持つこのシャツの魅力は、その名の通り、「ネクタイを締めなくても着こなしが様になる」という点に尽きます。
 そんなUNTIED SHIRTを構成するのは、「ディテール」、「生地」、「シルエット」の3つのエレメントです。

UNTIED SHIRTを構成するのは、「ディテール」、「生地」、「シルエット」の3つのエレメントです。
形とバランス、質感が追求されたディテール群。

形とバランス、質感が
追求されたディテール群。

 UNTIED SHIRTの最大の特徴というべきディテールは、なんといってもシャツの顔というべき衿のかたち。高めに設定された衿腰は「シャツの上にジャケットを羽織って第一、第二ボタンを開けた際、もっとも美しく見えるバランス」がミリ単位で追及されたもの。さらにフロントネックも高めに設定され、その視覚効果を高めています。
 こだわりは衿のほかにも。左右の衿先が大きく開いたホリゾンタルカラーは、ノータイの首元にこなれたアクセントを演出します。ほかにも手首にすっきり収まる立体成型のカフスや質感の高いシェルボタンなど、高級シャツ由来のディテールが随所にちりばめられています。

UNTIED SHIRTを構成するのは、「ディテール」、「生地」、「シルエット」の3つのエレメントです。
UNTIED SHIRTを構成するのは、「ディテール」、「生地」、「シルエット」の3つのエレメントです。

上質なヨーロッパの生地と立ち姿を
スマートに見せるシルエット。

 ANGLAISのUNTIED SHIRTには、イタリアをはじめとする有名メーカーのシャツ生地が使用されています。その理由はしなやかさや光沢感、トレンドを踏まえた色柄など、あらゆる点が、「ネクタイを結ばなくても格好よく見える」というUNTIED SHIRTのアドバンテージをいっそう強調できるから。さらに使用する生地はデザイナー自身が目と手で生地を確認し、選定したものだけなのです。
 極めつきはシルエット。UNTIED SHIRTには、日本人の体型に合わせたANGLAIS独自のパターンが使用されており、さらに背中のダーツや体のカーブに沿った立体裁断によって立ち姿がすっきりシャープに見える視覚効果が生まれるのです。また、胸よりも背中を広く取ることでフィット感を高めつつ、胸に余分なシワが入るのを防いでいるのもポイントです。
 ディテールと生地、シルエットという3つのエレメントが融合したUNTIED SHIRT。こうして「ネクタイを締めなくても着こなしが様になる」というアドバンテージが生み出されるのです。

2018年秋冬シーズンの注目株は
フランネル。

 ANGLAISがUNTIED SHIRTをデザインする際に常に心掛けているのは、お洒落にとって欠かせない要素のひとつである季節感です。そのために、ANGLAISは生地選びにこだわります。たとえば、2018年の秋冬コレクションでは、高い品質に加え、トレンドのツボを押さえた生地作りに定評のあるイタリアのモンティ社やアルビニ社のコレクションに注目。なかでもドビーやモール、ベルベットなどのコットンフランネルを多用しています。フランネルのソフトな微起毛に加え、イタリア生地ならではのなめらかな風合いと上品な艶が渾然一体となり、秋冬の街並みに調和する瀟洒な雰囲気を醸し出します。
 秋冬シーズンのUNTIED SHIRTの裾丈は、通常より4㎝短めに設定されているのも見逃せません。これはパンツから出した際、もっともバランスよく見えるよう調整されたもの。また、裾の両サイドにデザインされた白いガゼットや鳥の足のようなステッチで縫い付けられた白蝶貝のボタンが、一般的なカジュアルシャツとはひと味違うクラス感を演出します。
 上質な季節感という美点を纏った2018年秋冬シーズンのUNTIED SHIRT。それは「一枚着るだけで、誰もがすぐにお洒落に見える」という“魔法”がかけられたシャツなのです。