OUR STORY
「ANGLAIS」はフランス語で「イギリスの」「イギリス風の」の意味を持つ。
二十歳の頃に古着屋で偶然見つけた、仕立ての良い生成り色のイギリス製アンティークシャツ。
アングレーのシャツの原点だ。
長年着込んだであろう洗いざらしの風合いはしっとりと体に馴染み、とても着心地が良かった。
上品でシンプルなデザイン。だが、細部までしかっりと気を配り縫製されていた。
私はそのシャツをすり切れるまで愛用し最後には分解、イギリスの伝統を教わった。
夏にヨーロッパへ旅をした想い出がある。
イタリアからパリに到着すると、少し涼しく心も落ち着く。更に列車で北上する。
そこにはクールでグレイッシュな世界が広がっていた。
それはまるで故郷の空にも似た心地良さだった。
とにかくデニムをきれいに、英国青年のようにクラシックなジャケットを上品に着こなしたかった。
堅苦しいネクタイを外し、シャツのボタンを開けて。
既成概念を捨て去り、現代の男たちが求めるシャツをつくりたい。
ドレス生まれのカジュアル育ちの・・・
MATERIAL
記憶に残る心地よさ。すべては素材選びから始まる。
アングレーがシャツに使用する素材。
それはグローバルで上質な細番手天然繊維が中心。
長い時間をかけて糸が紡がれ、様々なテキスタイルに変化する。
洗った後の風合いにまでこだわる。
白蝶貝釦や微起毛フラシ芯地など、付属品の素材にもこだわり、
仕上がりの質感を高めている。
素材は作りての情熱から生まれる。
DESIGN
良いものこそ、普段使いしたい。
トレンドは控えめに、着心地使い良さを考えデザインを追求し続けている。
釦を外した時に、衿元がきれいに見えるデザイン。着心地が良く無駄のないシルエット。
従来のシャツより肩の傾斜が強く、肩ヨークのラインを後ろに逃がしたパターンは、
ミニマムでフィット感を与える。
胸巾をタイトに、背巾には十分な運動量。
袖付けはジャケットと同様の「輪付け」を施し、
カフスラインは手首の流れに沿って緩やかにカーブを描く。
POLICY
ANGLAISブランド創立とともに決めた想い。
お客様を、そして自分たちをも決して裏切らない、
私達が出来るたった一つのこと。
頑固なまでに繊細にこだわり、そして心を込める。
シャツは一番身近なものだから。
手に取った瞬間からずっと心に残る商品をお届けしたい。
お客様の心に何かが届けられることを信じて。